緊縛を習うということ
2月から再開した縄遊びの中で、着衣緊縛に限らず私は縛るのが下手くそだな????
ということを再確認したので(つまり10年前もたぶんそんなに上手くなかったよ?っていう)
じゃあ上手くなるためにはどうすれば良いのかってことをいろいろ考えました。
数をこなす、っていうのも良いんだろうなーとは思うのですが、
正しい形を知らずに闇雲に数だけこなしてもただ「やりました」っていうのが残るだけだな、と思い、
やはり正しい形・美しい形を追求するのであれば誰かに教えてもらうのがベストかな、と。
セルフスタディ・セルフラーニングも習う・教えてもらう・勉強するに含めて、
「どこでどうやって」というのと、最終的に私が選択したものを以下で紹介します。
SMバー・フェティッシュバーの講習会
人から実際に教えてもらう、というパターンでいちばんとっつきやすいのがこれかなーと思いました。
Twitterとかで検索しても教室や講習会をやってるよ!っていうバーはたくさんヒットしますし、
実際に行ってるよ!って方もたくさんいらっしゃいました。
その中で気になったのが五反田の「ミルキーウェイ」というバーでやっている講習会です。
他の講習がスタンダードな「後手縛り」から始まるのに対して、ミルキーウェイさんは独自の「天初縛り」というのからガッツリ教えるというカリキュラムで、とてもシンプルな縛り方なのにこれを習得するのに8ステップもかかるというのはどういうことかな、と。
一応、いろいろ調べてから行ったので分かってはいたのですが、ミルキーウェイさんの講習会はSMプレイとしての緊縛、責める手段としての緊縛を教えることを目的としているので、天初縛りを履修する中でも「責め」というのがあります。
分かってはいたけど無ー理ー。
SMバーというのが全くの未知の世界だったので、行ってみて良かったと思ってるし、マスターの若さんと奥さんのうみさんの人柄もめちゃくちゃ好きだし、お店の雰囲気も好きだけど、人前で女の子責めるのとか無理ですし、そもそも縄をプレイに使うっていうのが性に合わないなーと。
お店にはまた行きたいけど、責め縄は私にはまだ早いなって思いました。
実際にプレイに使える縄を覚えたい、っていう方には良いんじゃないかなーと思いますし、吊床もあってレベルが上がれば吊りも教えてもらえます。
緊縛に関して、相手を愛しい可愛いと思って縛ることや、安全というものに関してきちんと危険性を教えて一から教えてくれるところなどはとても素敵だなーって思います。
緊縛師主催の教室・講習会
日本には有名な緊縛師さんが多数いますが、彼らの多くが教室や講習会を主催しています。
SMバーやフェティッシュバーに間借りしてバーのイベントみたいな形でやってたり、個別でスタジオを借りてやってたりと形は様々です。
有名なところだと、喜多征一氏、天馬ハル氏、一鬼のこ氏、芙羽忍氏主催の教室があります。
それぞれ道場やスタジオで週一〜月一くらいの頻度で実施しているようです。
メリットとしてはやはり、経験豊富な緊縛師さんの技術を一から教えてもらえる点でしょうか。
個別レッスンではないので、一人一人を細かく丁寧に見てもらえるという感じではないですが、それでも直にお話を聞いたり技術を見せてもらえるだけで、すごく勉強になります。
安全面についても、こういう風に縛ると危ないとか、実際のケースに基づいて「だからこう縛る」というのを教えて頂けるのはありがたい。
誰も危ないことしたいとか思ってなくて、安全に楽しいことしたいって思ってるはずなので、こういうの、とても大事。
緊縛師さんにもそれぞれカラーがあるので、目標とする緊縛師さんや好きな緊縛師さんがいるなら、その方の教室に通うのが良いかと思います。
緊縛師のプライベートレッスン
緊縛師の方々は教室や講習会以外に、プライベートレッスンを行なっている方も多いです。
教室や講習会で覚えた内容からステップアップしたい人、多人数でのレッスンより個別レッスンの方が向いている人などは、こちらを検討しても良いのではないでしょうか。
ただやはり教室や講習会と違い、プライベートレッスンは一人で数時間講師の時間を拘束するだけあって、お値段がそれなりにします。1時間1万円とか。
それだけに学べる内容もレベルが高く濃いものにはなりますが、最初からプライベートレッスンに伺うのは敷居が高いように思います。
DVDや教本など
これだけで縛れるようになるとか、吊りまでやっても大丈夫とはとても思えないけど、心構えを学ぶ、型を学ぶ、っていう点ではDVDや教本から入るのもありだと思う。
安全面についても結構ちゃんとしたフォローがあるので、軽めの緊縛プレイをやりたい、っていう人たち向けにはもしかしたらこれだけで充分かも。
3冊ともKindle Unlimited対象なので、加入してれば無料で読めます。
吊りまで対応してるし、3冊目の「リスク回避編」は副題通りにリスク回避に特化してるので、吊りとかやらないし…って人も目を通すだけでもしてみて欲しい一冊です。
超初級編ということで、どちらかというとガッツリ緊縛をするというよりかは、プレイで縛る・遊びで縛る、みたいな感じに特化してるのに、縄の扱い方や縛り手の心得なんかも教えてくれるすごいDVD。
初級編・中級編もあるけど、そこで扱う縄のテンションなんかは教室で実際にやってみて覚えてね!って感じなので、DVDだけで完結できると思わない方が良いです。
縄筋を覚える、縄捌きを覚えるって意味だったらとても勉強になるので、初級編・中級編もおすすめ!
結局は自分に合ってれば何でも、という話
何事もそれぞれに適したやり方というのはあると思うので、いろいろやってみて試してみて、自分に合うのはどれなのか知ることが大事かな、と。
試してみて合わなかったとしても、新しい世界を知るのは楽しいな!って私も今回SMバーを訪ねてみて気付きました。こちらで紹介したミルキーウェイさん、すごく居心地が良かったので講習抜きにしてまた行きたいなーとは思いますし、他のSMバーにも行ってみたくなりました。
いろいろ試した結果、私は今とある緊縛師さん主催の教室に通ってます。
予習復習の鬼なので、DVDや教本で勉強することもあります。
あとは、TwitterやYouTubeなどで気になる緊縛師さんの縛りを見て真似してみたりとか、やり方はいろいろあるし、やってみたらやってみただけ楽しいし世界は広がるし、緊縛って奥深いなーと。
まだまだ学ぶべきことはたくさんありますが、これからも楽しみながら続けて行きたいと思います!
皆さんも良い縄活を!
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